ファンダメンタルズとバブル

2011.10.28

収益、金利、リスク・プレミアム、収益や資産の期待上昇率など地価を決めるときに重要となる要素をファンダメンタルズ(基本的要因)と呼び、それらを考慮に入れて決められる資産の価格をファンダメンタル価格と呼んでいます。妥当な理論価格といってよいでしょう。ところが、ファンダメンタルズがあまり変化しないのに価格が大きく変化することがあります。このうち、新しい高速道路や新幹線が近い将来その土地の付近を通ることがわかると地価が上昇するケースは、それまで明らかになっていなかった情報が人々の期待感に大きな変化をもたらした結果と考えられます。

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しかし、特に合理的な根拠もないのに価格が大幅に上昇・下降することもあります。このような場合のファンダメンタル価格からの乖離を一般的に「バブル」と呼んでいます。1991年の経済白書では、こうした考え方に従って、理論地価と現実値の乖離を試算しています。東京では86年ごろから現実の地価が理論値を大きく上回り始めましたが、大阪では少し遅れて88年ごろから格差が目立っています。バブルは東京圏から発生して大阪、名古屋などへ波及していったと考えることができます。





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