個室を中心にした2LDK、3LDKといったnLDK型の間取りは、戦後、アメリカの住居の影響を受け日本に導入されました。それまでの日本の間取りは和室を中心に構成され、「個室」という概念はほとんどありませんでした。アメリカの個室中心の間取りは、確立された個人主義の土壌の上に初めて成立します。リビングルーム、独立した夫婦の主寝室、そして子ども室にしても、個人主義の思想が根づいているからこそ個室中心にした間取りになるのです。
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よく見ると、同じ個室中心の現代の日本の住まいとは、生活動線、部屋の配置、広さの考え方が大きく異なります。日本の場合、マンションや建売住宅の平面図を見ると、洋室1、2、3と個室の呼び名が記されています。これではどの部屋が夫婦の主寝室かわかりません。